- 作者: 松井茂
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2001/12
- メディア: 文庫
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ただ、惜しむらくは、イラク戦争の前に書かれたために少々古く感じること。ただ、一般化された軍学書的な正確をねらったため、致命的な問題ではないだろう。
本書で一番興味深く感じたのは、第5章「主要国の軍事思想」のイラクを扱った部分である。湾岸戦争についてかなり詳しく書いてあるが、開戦前に兵力の40%が本国に帰還していた、停戦2日後の戦闘で米軍が240人の戦死者を出した件などは初耳。湾岸戦争については、もう少し詳しく勉強する必要がありそう。議会への公式報告書はネット上で読めるのだろうか。