「サメ・海のハンター:有明海のサメと歯化石」展

 熊本市立博物館の「サメ・海のハンター:有明海のサメと歯化石」展を見に行った。→特設ページ
 表題にあるごとく、有明海に現生のサメと有明海周辺の中生代新生代の地層から出土したサメ化石についての展示。魚類の出現からサメの発達など。中央に現生のサメの標本、奥が化石という配置。
 サメの化石は、熊本で発見されたサメ化石の集大成的なものらしい。多数のサメの歯の化石が出品されている。サメの歯なんてそう見つかるものではないし、それをクリーニングして、同定する手間を考えると、ものすごい時間がかかっていそうだ。ただ、量が多いだけに、サメの分類など他の知識も頭に入っていないと、途中で飽きてくるような…
あと、サメの脊柱も化石になっているのは始めて見た。



展示の目玉はホホジロザメのあごの標本とジンベエザメの剥製だろう。ホホジロザメのあごはでかいし、歯は凶悪な形をしているし、あれにガブッとやられたらシャレにならんだろうな。筋肉の付着面のを見ると、噛む力も強そうだし。
あと、ジンベエザメの剥製は、あれでも子供なのだとか。
他にもサメの生首なんかもあったな。
おもしろいのが、サメの歯のはえかわり機構。あごの骨の中に歯が一杯詰まっているのは、ちょっといや… でも、虫歯とか気にしなくて良さそうでうらやましいかもしれん。