10日前に行った展覧会をやっと整理。写真撮り過ぎたかな。
天草は御所浦島の化石資料館の収蔵品の出張展示。恐竜の部分化石の実物・レプリカ、骨格レプリカ、御所浦島産の化石の展示から構成。個別の骨単位だと、けっこう実物標本持ってるなあ。あと、いろいろと大型動物の化石が中生代の爬虫類から新生代の哺乳類まで、いろいろと見つかっているのも興味深い。
あと、骨格も近くでしげしげと見つめると、いろいろとおもしろいなあ。頭骨を見ると、恐竜のあごの筋肉は内側にあって、意外と脳室らしき骨の部分が小さいなあとか。眼窩の奥の骨の塊が脳のはず…
トリケラトプス、アロサウルス×2、ティラノサウルス。
頭骨と骨格のレプリカ。
トリケラトプス、パキケファロサウルス、プロバクトロサウルス、アロサウルス、ヴェロキラプトル、ティラノサウルス、ディプロドクス。
アロサウルスとティラノサウルスの頭骨を並べてみると、ティラノのマッシブさというか、アロサウルスの華奢さが印象的。あと、パキケファロサウルス、頭突きに耐えられなかったというけど、頭突き用ではなかったのか。
実物。バラの骨だと、日本に輸入してくるのも可能なのか。
トリケラトプスの背骨と歯、エドモントサウルスの上下顎、ハドロサウルス科の化石化した腱、ハドロサウルスの歯と背骨、腕の骨、カルカロドントサウルスの歯、スピノサウルスの歯、糞石、
奥の壁のケースは、天草産の化石の紹介。
一番目は天草の基盤岩。東西の限られた範囲に露出。天草は化石取り放題だな。花崗閃緑岩と変成岩類。
陸成層。天草の白亜紀の地層は、河川下流の陸成層の時期と海中の時期がある。うち、前者では恐竜の化石を始め、亀やワニなどの爬虫類の化石が出土している。歯や大型の骨の一部ということは、まとまって化石化しにくい環境だったのだろうなあ。運が良ければ骨格が出てくる可能性もワンチャンだけど、むかわ町の骨格出土を考えると、海成層のほうがいいのかねえ。
竜脚類の肋骨、獣脚類の歯二点、鳥脚類の肋骨二点、顎、腕が出土。
亀類では、アドクス科、スッポンモドキ、スッポン、ナンシュンケリスなど陸生の亀類の甲羅、種不明の上腕骨。ワニの歯が出土。後は淡水貝トリゴニオイデスやシダ、広葉樹など。
海成層。アンモナイトや貝類がメイン。浅くなったり深くなったり。
アマクサゴショウラムカシウオ。新属新種として記載された8500万年前の魚の全身化石。いくつかのブロックに分れているけど、保存状態はなかなか良さげ。
モササウルス類の歯。サメの歯。ラブカ、クレタラムナが出土。
アンモナイト類。アニソセラス、ゴードリセラス、
イノセラムス。
プテロトリゴニア。アビオトリゴニアとグリキメリス、ニッポニトリゴニア。
ククレア、ヒトデ類、ウニ類、オウムガイ、ヒノクニコアカザエビ、
新生代。古第三紀。陸成層から海成層へと変化。哺乳類のコリフォドンの頭骨やあごの骨が印象深い。化石見ただけじゃ、どういう生物かさっぱりわからないけど、歯を見ると哺乳類らしい複雑な構造。
亀の甲羅、貨幣石、ベネリカルディア×2。
新第三紀から第四紀。ここいらになると最近だな。特に第四紀の化石とか、新鮮というか保存状態が良いというか単なる生物遺体っぽいというか。あとは、火山活動とか、天草陶石とか。ステゴドンは海底から引き上げられたもののようだ。
オオイトカケ(巻き貝)、ノコギリガザミのハサミ、イシダタミ、オオバヤシャブシ(植物)、メタセコイア(植物)、ステゴドン(象)