半藤一利他『歴代陸軍大将全覧：明治篇』

歴代陸軍大将全覧 明治篇 (中公新書ラクレ)

旧陸軍の最高階級である大将に上がった人物をすべてリストアップし、コメントを加えた本。
どこまで本書を信用していいかは別として、サクサクと楽に読めて、なかなか面白い。ちょっと高いのが難点。
こうやって並べてみると、いくつかのパターンに分類できそう。有栖川宮・山県あたりの維新の元勲。川上・寺内あたりの参謀本部中枢系。一番多いのが、日清・日露で師団長や軍司令官を務めたパターン。逆に、一定の期間で区切って、師団長の経歴を追ってみるのも面白いかもしれない。
あとは、身内の引きが結構効いているのは、この時代らしいなと。