分権はむしろ福祉の敵です

eulabourlaw.cocolog-nifty.com
 うーん、どうなんだろ。国だって、別に福祉に熱心と言うほどではないような気がする。生活保護をなんかを見ていると。中央集権的だから、気持ちよく福祉のシステムが運用されていたわけではないだろう。ちょっと、偏っていないか。予算が潤沢にありさえすれば、地方公共団体だろうが、国だろうが、それほどフットワークに差は出ないのでは。現場に遠い分、国の方が動きが鈍くなりそう。
 ただ、問題は、地方分権化にともなって、地域ごとに財政の差ができ、それが福祉水準の差になることだろうな。そこをどう補完していくか。そこが論点で、それこそ一筋縄ではいかない問題なのだが。