柔道で、何故子どもたちが死ななければならないのか? | 武田和歌子のぴたっと。

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 少しくらい子供が死んでも、「日本精神」とやらが喚起されればいいんだろうさ、これを推進した連中は。
 しかし、初心者を死に至らしめた時点で、その指導者の精神が腐っていることが明確にわかるな。弱い者をいたぶっているだけだ。だいたい、フランスではそのような死亡事故に注意しているのに、「本場」のはずの日本でそれができないというのはどういうことか。「柔道の精神」とやらがあるとしても、それは日本ではなく、フランスにあるんだろう。正直、異様としか。
 まあ、私自身の経験はずいぶん前になるけど、体育の教師って、教師としての訓練を十分に受けていない感じがあるよね。競技経験だけで、教員になっている感じ。安全確保とか、そのあたりの訓練をどの程度うけているのやら。指導者になるために十分な訓練を施す、資格制度が必要なんじゃなかろうか。

残念ながら、その亡くなる子どもたちは、初心者に集中しています。例えば、中学1年生、高校生も、その初心者に集中しているのが現状です

 論外だな。

(小林)「ずっとやりました。その間に絞め技を2回かけられまして、気を失っています。その7分間の過程の中で、回転技が原因で、脳の奥の方の静脈のラベ静脈が切断されてしまいました。緊急手術を実施しまして、奇跡的に一命を取り留めることができました。
 しかし、一命を取り留めたのですが、記憶の部分が破壊されていまして、現在、高次脳機能障害という後遺症で苦しんでいるというのが実態です。
 うちのケースはまだ生きているのですが、亡くなってしまう方が非常に多いということです」

 ここまでやると殺人未遂じゃね。


関連:柔道とジュードー

フランスから指導者を招けば、事故が減るかと思ったが、よく考えてみると、リンチをするために武道を取り入れるわけで、いくら児童が対戦相手の襟を握って上手に投げようと、リンチを禁止したら、それは柔道ではなくジュードーであり、わざわざ法改正してまで導入したい武道では無くなってしまうのではないか。

 これが正鵠を射ているのかもしれないな…