地方自治体と Facebook と個人特定に関する話 | 脳無しの呟き《土鍋と麦酒と炬燵猫》

donabeneko.jp
 武雄市Facebookへ完全に移動できていない話とか、人口数万規模の都市だと、すぐに個人と繋がってしまう問題。

市政における Facebook 採用というのは、味方と敵を簡単に洗い出すリトマス試験紙的役割があるということがよくわかります。

なんと、実名利用にしたかった、というのが動機なのだそうで。Facebookに移行という話自体は面白いと思っていたのですが、こんな動機だったとは……。「実名でコミュニケーションしてほしい」と言えば聞こえは良いでしょうけれど、それはつまり、「実名を名乗れない事情のある人は市のサービスを利用するな」ということですよね。

 実名を名乗らないと利用できないサービスもあるでしょうし、そういうサービスで名乗れというのは分かります。しかし、この話はそうではありません。市政に何か問題があると思ったとき、匿名で指摘されることを防ぎたいという話です。要するに、匿名のクレームを封殺したいという話でしょう。

 そういう動機なのか…
 武雄市長の気持ち悪さに加えて、Facebookへの悪印象も強くなるなあ。もともと、SNSには興味がないんだけど、Facebookについてはそれを通り越して、気持ち悪さがある。