『つくられる古代史―重大な発見でも、なぜ新聞・テレビは報道しないのか』原田実著 - 法華狼の日記

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 メモ。見かけたら読む。
 まあ、文献史学でも「作られている」度は相当高いのだが。不完全に残った情報を使って、後の時代の人間が、解釈を行う以上、どうしてもフィクションになってしまう部分がある。まあ、我々自身が、同時代をフィクションなしに解釈できているかというと、それも違うわけだが。
 考古学は、文献史学と比べてお金がかかるため、どうしてもお金を引っ張ってくるための宣伝が欠かせなくなるし、その分政治に巻き込まれやすくなる。あと、作業現場で共同作業をするという性格のため、体育会的な性格を持ちやすい所も影響しているのだろう。考古学研究室と文献史学系では、空気が違うしな。