『海軍善玉論』を生み出すに至る旧海軍という土壌 - Togetter

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 実際、太平洋でアメリカと主に戦ったのは海軍だからなあ。でもって、グダグダに負けた。大陸進出をもくろんで、外交状況を悪化させたという点では陸軍に問題があるが、海軍が軍縮をけったりとやらかしている部分も多いしな。
 「海軍善玉論」が出る背景には、海軍のメディア戦略やら、組織温存政策もあったんじゃないかね。『日本海軍400時間の証言:軍令部・参謀たちが語った敗戦』には、A級戦犯を出さないように、組織的な隠蔽工作を行い、現地指揮官に責任を押し付けた過程が描かれている。
 あとは、保阪正康の『そして官僚は生き残った:内務省陸軍省海軍省解体』だったかな、早い段階から歴史の編纂を行ったあたり。組織的に、都合が良い「歴史」を作ろうとしたあたりも、違うんだろうな。
 しかし、陸軍がそんなに「実力主義」だったのかね。あと、陸軍も謀略とか、相当えぐいわけだが… つーか、どっちも悪玉じゃね。