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いまや、著作権が文化の再生産の妨げになりつつあるのは確かだよなあ。
そもそも、ベルヌ条約の思想そのものが、19世紀の著作に関する思想に裏付けられていて、今となっては時代遅れになっているし。「著者」というものに、絶対的な権威を与えている点で。最近の文化史的な研究だと、文化の空間というか、場の重要性が指摘されているのに。そもそも、ある著作が作成されるときに、先人の著作を大量に摂取して作られているのに、後進がアクセスしにくいようになっているというのがアレだ。
あと、集団で作成した著作物をどう扱うかという点でも、問題が大きいよなあ。
確かに公表時起算というのは、孤児著作物を生み出さないという点で優れているな。あと、遺族の問題。早死にして子どもが幼いという状況で遺族に報酬が届くというのはありだと思うけど、孫あたりが口出しし続けるのはどうかと思う。自分でつくったものでもないんだよな。