竹信三恵子『家事労働ハラスメント 生きづらさの根にあるもの』

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 いや、本当に家事労働って負担が大きいんだよな。介護とか子育てとか、まじ死ねる。
 本当は家事労働をサービスとして購入すると、ものすごく金がかかるんだよな。あと、サービスを買うにしても、その管理に手間がかかりそう。
 果てしなく続くこまごました仕事というのが精神的にきついんだよな。片付けてもいつの間にか散らかっている。自分が散らかした分ならまだしも、人のを片付けさせられるのは最高にイライラする。
 そういうのをどう正当に評価していくか。まあ、家事労働ってのは、今も昔も、何らかの手段を使ってダンピングされているわけだが。昔のメイドとか女中さんなんてのは、若い時分に何年か年季奉公にでるという社会的慣習を使って安くしていたし、今のシンガポールあたりの家事労働者は生活レベルとか貨幣価値の差を利用している。
 ラストで紹介されているエピソードが背筋が凍るな。これは少子化になるわけだ。子供はぜいたく品と。