暑い。シャレにならない暑さだ。
 暑さの中で、在庫整理は続く。とりあえず、科学雑誌『Newton』の89-92年あたりのバックナンバーを処分するつもりで、天袋から引っ張り出したところ。読み返すと、なかなかおもしろいな。2010年代には、超音速旅客機が就航しているとか、東京湾にバブリーな人工都市をつくろうとか。資源価格の高騰で、むしろ燃費のよさが追及されるようになったわけだが。あと、バブルの崩壊、911の高層ビルの崩落、さらには東日本大震災といったイベントを経た現在の目から見ると、巨大な構造物の非常事態での脆弱性の方が目に付く。さらに、人工物に対する信頼感の低下というか。大深度地下の利用とか、水害に弱そうだしな。水深100メートル程度の場所に、130メートルのダムで囲った干拓地を作るマリネーション構想とか、津波が堤防を越えたら、全滅だよな…