鹿児島・口永良部島で爆発的な噴火 警報レベル5 NHKニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150529/k10010095251000.html
口永良部島2015年5月29日噴火 - Togetterまとめ
【速報】口永良部島で「爆発的」噴火発生 海岸まで火砕流が到達した模様 - Togetterまとめ
屋久島からみた口永良部島噴火 - Togetterまとめ
 本村港まで火砕流が到達していたようだし、死者が出なくて良かったな、ほんとに。もうすこし規模が大きければ、大惨事になっていたのではないだろうか。想定の範囲内に収まった感はあるが。過去の噴火では、死人を出しているようだし。一発ドカンときたあとは、比較的小規模の噴火になるようだが。
 住民の避難に、本村港にフェリーを入れたようだが、火砕流が到達した後に勇気あるなあと思った。
 山の西が中心部だが、北や東にも、小規模な集落があるのだな。あと、地図を見ると温泉が多いのが、活火山らしい。
 しかし、噴火警戒レベルが一足飛びに3から5になるようでは、4の存在意義が微妙になるわな…


見捨てられた火山島 検証「口永良部噴火」 (qBiz 西日本新聞経済電子版) - Yahoo!ニュース
 前兆なしの噴火で、死者が出なかったのは、たまたま悪天候で登頂しようとする観光客が来られなかったからにすぎないと。火砕流の熱が低くて、たまたま死者がでなかっただけなんだな。火砕流に巻き込まれた作業員は本当に九死に一生というか、死んだと思われていたのか…
 まあ、「国土強靭化」といっても、人間が少ないところは視野に入っていないんだろうな。かといって、この島をがちがちに強化するのもアレなところはあるが。海洋権益の争いが具体化してくると、こういう離島の地域経済をどうやって維持するかは、重要な問題だと思うが、答えはないなあ。


 グーグルマップの衛星写真を見ると、なにやら植生の色が不自然に違うところが散見されて、なんだろうと思った。口永良部島の重要な産業に牛の牧畜があって、各地に牧場があるそうな。人口より多い500頭の牛がいるそうだけど、火山活動が長期化した場合、どうするんだろう。500頭の牛を輸送するって、相当な大事業になりそうなのだが…
 あと、かつては硫黄の採掘が一大産業だったが、噴火で破壊されたとか。口永良部島の災害履歴が要領よくまとまったサイトないかな。昭和6年の噴火は、4年ほど続いて、向江浜集落に甚大な土砂災害を及ぼしているが、ここまで規模が大きくなるかどうか。1945、1966-80あたりにも、噴火しているそうで。
 地図を見ると、向江浜に漁船がつないであるが、この方面に火砕流が流れたことを考えると、漁船の回収も大変そうだな。グーグルマップの衛星写真には12隻ほど係留されているけど。あと、衛星写真地理院地図で、なんか世帯数がずいぶん違いそうな感じが。
 大正時代には1400人強の人口があったのか。今は、1割弱。
屋久島町「口永良部島ポータルサイト」で離島活性化:口永良部島の歴史を年表にしました
口永良部島 - Wikipedia
口 永 良 部 島 1