- 作者: 谷甲州
- 出版社/メーカー: 早川書房
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終わりなき索敵〈上〉 [航空宇宙軍史] (ハヤカワ文庫JA 569)
- 作者: 谷甲州
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1996/11/01
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終わりなき索敵〈下〉 (ハヤカワ文庫JA―航空宇宙軍史 570)
- 作者: 谷甲州
- 出版社/メーカー: 早川書房
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航空宇宙軍史って、ループものの性質が強いんだな。決戦に敗れた航空宇宙軍の艦隊の指揮官が、過去に向かって、情報を乗せた重力波源を送り出す。しかし、実際には、「起こったこと」の辻褄を合わせるように、「現実」が変化していく。
しかしまあ、未来からの「情報」を元に、無理やり、戦うために外宇宙探査を続ける航空宇宙軍って、背筋が凍るような存在だな。中枢に立っている人間は、何を思ってそういう組織を指揮したのだろう。そして、汎銀河人と航空宇宙軍の数百年に及ぶ戦争。航空宇宙軍は地球を攻められ、敗戦。地球から地球人は追放され、最後は名もない氷の星になってしまう。なんつーか、諸行無常感が。
あと、ロックウッド中佐→中将が、歴史上の重要な事件の現場に次々と行き当たるのもすごいな。最終的には、SGに呑まれた作業体K、ジョー・シマザキ、ロックウッド中将が邂逅を果たし、さらに外を目指すって感じか。
ジョー・シマザキ/作業体Kの情報が、ばら撒かれて汎銀河人が出現。さらに、ジョー・シマザキとヴィシュヌ、人類は、他の存在との接触・戦いを求め、「終わりなき索敵」を続ける。
うーむ、わかったようで全然分かってないな。