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ホロコーストでさえ彼らの一面でしかない - Togetter

ナチスドイツの恐ろしい側面に、よこしまな計画を抱えたものたちがヒトラーの権力をそれぞれ利用し、彼の将来展望が曖昧なことをこれ幸いと、自分の構想を実現させたことがある。」

ナチスドイツの政策至る所に無邪気さを覚えるぐらい僕の考えた最強の○○が見られるのはこれなんでしょうね

この身も蓋もない権力志向に、事実を見ずに観念を優先させる思考・情念を加えると、ナチズムの本質となります

 イメージを現実に優先させる世界か。自分のイメージに合わないものは、完全に破壊するって怖すぎるな。
 その上で、凡俗な汚職もはびこっていると。もう、どうしようもねえな。セクショナリズムもすごいし。みんな、自分の権限で、好き勝手なことをやって一貫性がないとか。普通の人間が「悪」に染まる恐ろしさ。
 想像力の欠如した普通の人々が寄り集まって、邪悪な代物に変貌する。民主主義とか法治主義といった形で人間の行動に枠をはめてきた意義は、そういう暴走を許さないことにあると。そういう意味で、橋下とか、樋渡とかの、自治体で暴走する人間は危険なんだな。
 似たような醜悪な体制は、カンボジアのクメールルージュあたりかな。

中国史を無理やりマルクス主義に合わせ解釈してた時代の話〜メーメル氏のツイートから - Togetterまとめ

 学問が、政治情勢に翻弄され続けてきたってのは、どこでも一緒だと思うが。
 マルクス主義的歴史区分とか、発展史観は、中国に限らず、どこにでも適用された話なのだがね。半世紀前の古代史の本なんかを読むと、わりと普通に「古代奴隷制」という枠組みが出てくる。
 現在となっては、そういう枠組みは乗りこえられつつあるとは言えるが、中世封建制から近代資本主義へって枠組みは今でも、無意識に大きな影響を与えているんじゃないかな。
 つーか、中華王朝の時代を「封建制」といっている時点で、悪い意味で影響を受けているんじゃね。ヨーロッパでも、「封建制」って使うのやめませんみたいな話があったりなかったりするのに。つーか、「封建制」と「資本主義」は、裏に意味がいっぱいつきすぎて、使いにくい用語。

律令制下の農業と軍事(仮) - Togetterまとめ

 水田稲作も、中世まではとても安定したものとはいえなかったんだよな。平安から中世初期の荘園を研究した本なんかを読むと、すぐに「損田」になっていたりするし。水路や労働力の確保に大きな投資を続ける必要があるのが水田。その代わり、安定して運営できれば、大きな生産力をもたらすと。
 3日雨が降らないと、水が足りなくなるとか言うし。日本は意外と稲作に向いていなかったのかも。

やる夫アフリカでアフリカの富裕層の富の源泉は昔から交易やら鉱山利権やらで農民は重視されなかった みたいな話が合ったけどじゃああいつら飯どうしてたの?という疑問が

 食糧は、大体地元コミュニティで分配されて、上が容喙できなかったんじゃないかね。米が納税の主体となっていたのは、水田は水利なんかのインフラを公共で手当てしなくてはいけなくて、結局、個人の営みではなかったからって側面が大きそう。

日本人が増えすぎた人口をエド・シティに送るようになって既に1世紀 - Togetterまとめ

 いや、都市部でより高い生活水準が期待できるから、農村下層は都市に出て行くわけで、これはかなり誤読しているんじゃね。批判したいあまりに、話が歪んでいる。
 あと、都市墓場効果というか、アリジゴク効果は、現在進行形で機能しているからな。人口を集中させている東京が、突出して出生率が引く。結果、人口減少を促進している。満員電車のベビーカーにイラッとしているのが、人口減少を促進している。
 ホント 都市はアリジゴクだぜ! フゥハハハーハァー


 個人的には、明治から昭和初頭の「近代」より、よっぽどマシな世界だったと思っているけどな。江戸時代。現在とは、ちょっと比べようがないけど。つーか、抗生物質医療保険が普及する前だったら、私は確実に死んでいたしな。まあ、どっちが幸せだったかというと難しいところだが。

漢の武帝から始まった馬や鉄の話 - Togetterまとめ

 遊牧民は、重装騎兵が強い場所が苦手ってのは、マクニールの『戦争の世界史』で指摘されていたな。そうすると、前漢の馬の養成に全力をつくすってのは、重要なことだろうな。それじゃなくても、歩兵も匈奴の騎兵と渡り合えたと。まあ、モンゴル帝国の時代も、一線級の部隊は、遊牧騎兵相手に渡り合えたそうだから、これも特殊な話ではないのかも。ただ、やはり匈奴の帝国と渡り合うだけの、膨大な一線級部隊を作るだけで財政が死ぬだろうな。
 鉄器の普及でも差があったと。

秦の実力と始皇帝は何故「統一」を目指したのか - Togetterまとめ

 10年程度で領土倍増、さらにそれを中央集権官僚国家で統治。ワーカホリックな人物でしかできない。だから、始皇帝はしょっちゅう領土を巡回していたわけか。
 始皇帝制度オタク説とか、諸侯の反乱を恐れたとか。
 江村治樹『戦国秦漢時代の都市と国家』の紹介。独自の通貨発行力を持つ都市が存在する地域の偏り。三晋地域を押さえるまでは苦戦したが。それ以後は一気呵成に進めえたか。
 金石文や21世紀に出土した竹簡から、秦の核となった人々は、もともと周につれてこられた戦争捕虜で、それが前線に送り込まれて、踏みとどまって国を作ったとか。

農耕・定住生活の謎 - Togetterまとめ

 極限まで密度が高まった採集生活から、農耕への飛躍は実はそれほど大きくないんだよな。食べやすい植物を、他の植物や動物から保護する。さらに、その資源がある場所を中心に動く。そうなれば、農耕まではもう1歩。あと、狩猟や採集をやるには、人口密度が大きくなる場合というのもあるだろう。
 このあたり、山本紀夫『ジャガイモとインカ帝国』が参考になると思う。

南北戦争までは These United States と書かれることがあっても The United States と書かれることはまれだった。「国民国家」になるのは藩幕体制の日本や領邦体制のドイツと同じ頃。 - Togetterまとめ

 南北戦争の頃までは、ドイツ系移民は、独自の民俗を有していた。しかし、南北戦争頃から、英語を強制されるようになって、民俗が廃れていったという。
 「国民国家」としてのアメリカは、日本と大差がない時期に出現したと。

1815年のインドネシアのタンボラ火山の噴火がコレラ菌の変異させパンデミックを引き起こしたのか? - Togetterまとめ

 分岐分析だっけ、あれで、数年単位の精度の分析ってできるのだろうか。突然変異の速度は一定であるという「仮定」そのものが、どこまで信頼を置けるのだか、疑問。
 噴火による気象の変動がコレラを変異させたのか、変異したコレラがちょうどいい環境を手に入れたのか。あるいは、まったく関係ないことだったのか。正確なところを明らかにするのは、難しそうだな。

ボタ山-ズリ山のつくりかた - Togetterまとめ

 インクラインでトロッコ引っ張り上げて捨てたり、ベルトコンベアで捨てたり。炭鉱によって、いろいろだったと。

非鉄の人は鉄道を高コスト産業と考えるのか? - Togetterまとめ

 まあ、高コストといえば、高コストなんじゃね。
 コストを引き下げるとしたら、保線とか、車両の整備コストを下げる工夫が一番効くんだろうな。
 「競争が生まれれば」って、鉄道みたいな巨大すぎる装置産業で競争なんてそう生まれないよ。競争で、安全コストなんか削ったら本末転倒だし。
 つーか、この手の高コストだの、運賃の切捨てとか言い出すと、地方路線の切り捨てになっちゃうからなあ。

神戸港の復旧と復興の越えられなかった壁 - Togetter

 うーん、災害を契機に、国際規格のコンテナパースをってのも難しかったと思うが。それ以前から、青写真があればともかく。まあ、空港作るよりは、有意義な投資だったかもな。
 いまや、神戸のコンテナ設備は余剰になっていると。後背地である大阪経済の衰退も大きそうだけど。
 徐々に衰退していたのが、震災で一気に顕在化か。災害は、状況を早回しにするってのは、ここでもそうなのか。

地理の問題がもはや地理じゃないと話題→いやいやこれめちゃくちゃ良問だぞ!! - Togetterまとめ

 これ、なかなかいい問題だと思うが。ヨーロッパの言語分布が直感的にわかる。
 イタリア語とスペイン語の区別は難しいと思うので、全部答えよだと鬼畜だが、そこもバランスとってあるし。
 とりあえず、初見で全部正解したが。イタリア語とスペイン語は勘だった。

『日本の大人の男には、「金を持ったにすぎない子供」の男が多過ぎる。』 - Togetterまとめ

 そもそも、生活環境が変わって身の回り品の秩序が完全に崩壊したとか、中国に雑貨生産が移って中級品と下級品の価格差が小さくなったみたいな要因がありそう。正直なところ、100円ショップでそこそこの品物を揃えられるようになってしまうと、物の価値は激減する。21世紀に入ってからの、物の価値の激減を目の当たりにすると、物へのこだわりがばかばかしくなる。
 美意識なあ…
 「上質の云々」が意識高い系に売りつけるためのキャッチフレーズにしか聞こえなくなってきたしな。