水のない水辺から ・・・「暗渠」の愉しみ方第1回 暗渠への誘い|ミズベリング|MIZBERING

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水のない水辺から ・・・「暗渠」の愉しみ方第2回 暗渠の見つけ方 �癲山英男|ミズベリング|MIZBERING
「水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方」第3回西新宿からまぼろしの神田川支流をたどる。|ミズベリング|MIZBERING
水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方 第4回:羅漢寺川(目黒川支流)・かんじる川       |ミズベリング|MIZBERING
「水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方」第5回「暗渠こそがメインストリート。藍染川をたどる。」|ミズベリング|MIZBERING
水のない水辺から…「暗渠」の愉しみ方 第6回 「浜町川と龍閑川。ビルの隙間に、水門のむこうに、それはある。」|ミズベリング|MIZBERING
水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方」第7回 水のない水辺に残る水ー渋谷川水系ー|ミズベリング|MIZBERING
水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方 第8回  神戸の川跡に魅せられて|ミズベリング|MIZBERING
水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方」第9回「文学と暗渠。三四郎と美?子の歩いた川を辿る。|ミズベリング|MIZBERING
水のない水辺から・・・「暗渠」の愉しみ方 第10回 台地の上の、水のない水辺 三田用水跡をたどる|ミズベリング|MIZBERING
水のない水辺から… 「暗渠」の愉しみ方 第11回 地下にある知られざる水辺、下水道の味わい|ミズベリング|MIZBERING
水のない水辺から ・・・「暗渠」の愉しみ方 最終回 見えない水でつながった、二つの縁のこと。|ミズベリング|MIZBERING
 1年間、12回の連載で、東京を中心とする暗渠の楽しみを紹介している。
 最初の2回は、概括的な解説というか、暗渠入門。その後は、様々な暗渠の紹介。そして、テーマ別の内容といった構成。
 それぞれの暗渠・川のたたずまいの違いがおもしろい。神田川氏竜や羅漢寺川がスタンダードな暗渠。逆に、普通は川には背を向けている町並みが、メインストリートになっている藍染川。湧水が豊富な渋谷川の源流域。埋め立てられた低地の運河跡。そして、東京の暗渠とは、かなり趣が異なる神戸の暗渠。六甲山地から駆け下りる水を、どう治めるか。天井川の跡が、いまだに明瞭に残っていて、盛り場となっているのもおもしろい。
 ラストの4回は、テーマ別。明治の文学に残る川の変遷。台地上に人工的に開削された上水道の跡。増殖しつつある「暗渠」である下水道。そして、暗渠探索でつながった縁。しかしまあ、東京は、都市インフラに対する投資が桁違いだな。巨大な地下遊水地を建設とか、いくら金をかけたのだろうか。最後の藤衛門川。学校内でわき水が湧き出ているってのは、うらやましい環境だな。
 東京では、自然河川を利用して下水道が整備されているが、熊本では、どうだろうか。