熊本城特別公開

 熊本城の本丸の特別公開が始まったので、早速、行ってきた。日祝日は混みそうなので、平日にも開いている14日までがタイムリミット。ということで、快晴の本日をチョイス。12時半頃二の丸に着いたときは、入り口にずらっと並んでいて、速攻で諦めたが、1時間ほどたったあとでは、そこそこの人出になっていて、助かった。平日の下通、上通程度の混雑具合かな。
 ついでに、県立美術館の展示も見てきたので、足が疲れた。靴を、ちゃんとしたのにしないとダメだなあ。自転車に乗るからと、やっすい靴を使っているが、かかとへのダメージが大きすぎる。
 以下、今日の写真。

二の丸入り口からスロープまで

 二の丸公園から、西大手門を経由して、頬当御門からの工事用スロープを経由して中へ。今週は工事車両の出入りが制限されて、大変だろうなあ。
 元太鼓櫓や西大手櫓門の建物は撤去されて、石垣は蛇籠とコンクリで固められている。重文の櫓は修理復元されるのだろうけど、復元された建物は、どうなるんだろうなあ。







宇土

 建設時から残る建物としては最大の建物である宇土櫓。今までは、加藤神社からしか見られなかったが、反対側も見られるように。続櫓との接続部の跡が痛々しい。あと、なんか、全体に傾いているように見えるのだが。大丈夫なのだろうか。
 あちこちシートで覆って、現状維持といった状態だけど、どうするのだろう。また解体修理ということになるのだろうか。石垣の傷みも激しいようだし。
 個人的には、天守閣よりこっちが大事だと思うのだけど。まあ、文化庁との協議とか、いろいろとあるんだろうなあ。










天守閣西側

 大天守はあらかた修理済みで、今は、小天守の修理改修が進んでいるところ。コンクリむき出しの小天守も、なかなか異次元な感じでかっこよかったけど。だんだんと、天守らしさを取り戻しつつあるな。
 カラフルなミック社のクレーンがチャームポイント。














 なんか、この写真を見ると、石垣の角と面の部分に隙間がけっこう空いているように見えるが、天守の重さを負担していないから、即崩れる心配が無いなら、手を付けないってことなのかなあ。



 瓦などの資材もストックされている。


天守南側

 大天守入り口近辺は、まだ、足場で覆われている。






天守東側

 本丸の広場から見た天守の姿。資材が置かれた向こうに、大小天守が。
 クレーンがつり上げ作業中で、思わずそちらに目が行く。














本丸御殿

 壁が落ちているが、他はあまりダメージを受けているように見えないが。実際のところ、どうなんだろう。




暗がり御門と土産物店、その他

 本丸御殿の下に続く暗がり御門は、現在も閉鎖中。ほかの枡形と比べると、石垣の崩れは少ないように見えるが。




 店主南側の土産物店の建物は、石垣が崩れてのしかかっている。瓦もずれているし、内部のダメージ大きそう。




 こちらは、飯田丸方面に降りていくルート。意外と崩れていないけど、曲がった向こうがひどいことになっているんだろうなあ。



 頬当御門の枡形。崩れた石は撤去されて、コンクリートで保護されている。




 備前堀に、作業用の道路が付けられている。一般公開用の通路を建設中なのかな。


南大手門櫓

 こちらも、復元建築物。派手に歪んでいるのを、鉄骨で補強している。土壁もヒビだらけだし。







 奉行丸は、石の仮置き場になっている。



 なんでか、唐破風だけ、置かれているけど…



奉行丸下の小道

 元太鼓櫓から未申櫓の下を通る小道は、崩落した石垣で覆われたまま。ここ、御幸坂から二の丸方面に自転車で抜けるときによく使う道だったんだけど、そのときに地震が起きたら逃げ場無いなあ。想像するだに恐ろしい。堀に滑り落ちるか、石垣に潰されるか。どっちも、死にそう感が…