下通のツタヤのイベントスペースで、24日まで開催の展示。地下のスペースは熊大用の展示スペースみたい。
鹿児島県の甑島列島で発掘された恐竜を中心とする脊椎動物化石を展示している。アドクス科とか、懐かしい。発掘対象のボーンベッド、骨格どころか、関節がつながった化石も無理そうだけど、多様な種類が出土していて、当時の恐竜のバラエティを追うにはちょうど良いのかも。
発見されたのは、白亜紀の最末期マーストリヒチアン期の地層。日本では比較的稀少な層準で、だからこそ「日本列島最後の恐竜」というタイトルがつく。
しかし、ハドロサウルス類の大腿骨を始め、獣脚類、日本初というケラトプス類、竜脚類、ワニ類が2グループ、レピドテスなどの魚類、スッポンモドキ・スッポン・アドクス科などの亀類と、なかなか多様。そういえば、微化石なんかの分析はできないのかな。亀なんかは、御船層群との共通性を感じさせる。白亜紀の日本近辺はスッポンモドキ全盛期か。
写真を撮りまくってきた。
獣脚類の歯。
ハドロサウルス類の大腿骨。歯とか、骨片はともかく、ここまででかいのはすごいなあ。今回の目玉。
獣脚類の歯。
獣脚類の肋骨。
骨片。これだと同定は難しそうだけど、輪切りにして顕微鏡か何かで見たらワンチャンあるかな?
角竜類の歯の断片。歯根の一部だそうな。
竜脚類の歯。よく見ると、カンパニアンの化石も多いな。
ワニの皮膚板。恐竜がいたら、ワニも当然いるわな。
ワニの遊離歯。
魚の眼下骨。
ガノイン鱗。ラベルにはレピドテス類と記されているが。
亀の背甲。横から見るとなかなかの分厚さ。大きい個体のものかな。
亀の皮膚板。