深窓の令嬢扱いされているが、実際にはお転婆で狩猟が大好きなエミーリア。家族が留守なのに乗じて、サボって狩りに出ていたところ、隣の領地に入りこんでしまう。そこで出逢ったクラムレート伯爵に肝が据わった令嬢が必要と契約結婚を持ちかけられる。そこから、スピード結婚。
で、クラムレート伯爵家に着いてみると、気位の高い祖母、庶出の叔父との対立といったお家騒動に巻き込まれる。叔父は正統な直系を消して、伯爵位を己のものにしようと企んでいるらしい。伯爵の前妻も、毒殺だった可能性が高く…
エミーリアは、おとなしく部屋に篭っているように言われるが、一週間で我慢の限界に達して。脱走しようと試みる。代替案として、図書室で読書を提案されて。
不仲説が流れていたり、ラストで伯爵が「おしおき」と言い出したり。何事。
前妻のエイダ、本当にフリードの子を孕んだのかねえ。あとは、叔父が何を企んでいるか。あるいは、さらに第三者が仲をこじらせているのか。
そして、徐々にエミーリアに惹かれていくフリード。従者のトマスに嫉妬したり、ベッドカバーが手縫いじゃないことにがっかりしたり。一巻の時点でずいぶんどっぷりと浸かってる気がする。
