青井はな『捨てられ公爵令嬢は初恋の王太子に娶られる 1』

 王太子フレッドとの婚約が正式に決定する前日に、知らずに、その異母弟ディルに告白して振られたプリシラ
 それから4年、いよいよ輿入れの準備が進み、離宮に引っ越しする時期。しかし、結婚相手のフレッドが、忽然と姿を消してしまう。
 宙に浮いたプリシラの立場と、継承権第二位ながら「呪われた子」と神託が下されてしまっているディル。二人の微妙な関係。
 さらに、数ヶ月後、国王の容態が悪化したことから、フレッドが「病」を名目に王太子を退き、ディルが新たな王太子になる事が決定。プリシラがディルと結婚することになる。しかし、すれ違う二人。両片想いというか、互いに惹かれあいながら引き裂かれただけに、心の整理が付かないということなのかね。
 着々と結婚式の準備が進んでいって、いよいよ初夜。しかし、離れて寝ることに。


 このすれ違い、どこまで続くんだろうなあ。というか、フレッドはなんで失踪して、どこに居るのやら。