不二原理夏『悪役令嬢の取り巻きやめようと思います 1』

 ヒドインの性格が、なかなか剥き出しで感じ悪いのだがw
 いきなり招待されていないお茶会に乗り込んできて「この世界の主人公よ」とのたまうヒドイン。


 悪役令嬢の取り巻きの太っちょ少女は、ヒドインにいじめられたと罪をなすりつけられ、王太子にたしなめられ、倒れたところで前世を思い出す。そこからダイエットに挑み、前世知識で「ダイエットシューズ」を制作させて、一気に体重を落とすことに成功。その一月後の茶会で、王太子に謝られると同時に、先王の暗殺疑惑とヒドインアンジェが先王の娘らしいこと。そして、罪を詳らかにする覚悟を打ち明けられる。
 そこから、王太子の同年齢の友達とも仲良くなっていく。


 そして、6年後、学園入学。そこでも、臆面も無く絡んでくるアンジェ。
 この世界では、「一騎打ち」という勝負イベントが開催され、それによって、王妃の座が決まっていくことになっている。
 礼儀をわきまえないアンジェに対して、次々と一騎打ちイベントが発生。アンジェはなにやら裏の力を感じる感じで、イベントを突破していく。しかし、最初のダンスはともかく、竹の子掘りというのは…


 なにやらきな臭いな。先王を暗殺した現王と宰相。その宰相は娘を王妃にして傀儡政権を作りつつ、戦争の準備中。それに対して、学園教師にして侯爵の攻略キャラが、悪役令嬢を王妃にしたくないと暗躍。コミカルだけど、権力抗争。
 自身が王妃になる事を進められるコレット。しかし、宰相の息子とを話している所を見られて、態度が冷たくなる王太子。傷つくコレット


 しかし、竹の子掘りて…