Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- Episode 13 さよなら、冥界の女神 - ニコニコ動画


 エレシュキガルさん、チョロすぎ。男に免疫がないのかw


 冥界下りも三度目だから慣れろって。無理言うなw
 つーか、慢心王も少し自重しろ。過労死したんだから、ちっとは休まないと。いや、死んでる間が休憩時間だったのか。
 エルキドゥの遺体をチェックしたギルさん。遺体がなかったということは、キングゥは体を利用した何かということか。


 巨大骸骨のアバターを使って、藤丸たちをも倒そうとするエレシュキガル。冥府の管理者としての任務を忠実に果たしてきたという自負と人間の魂を冥府に集めることで人間を保護しようとする覚悟。しかし、令呪の力によるマシュの「ロード・キャメロット」の前に、槍を砕かれてしまうと、力尽きる。
 さらに、謎の老人が再登場して、エレシュキガルの中の「同盟の契り」をぶった切る。これによって、三女神同盟は完全に崩壊。エレシュキガルは、藤丸たちのピンチを一度救った上で、サーバントとして契約することに。
 ギルガメシュや衰弱死した人々の魂を解放することに。
 とりあえず、めでたしめでたし。


 とりあえず、エレちゃん、めちゃくちゃかわいいのだが。語尾に「だわ」をつけるのは、演じ分けの都合なのかねw


 つーか、なんどか登場している、あの謎の老人、何者? 神様をぶった切るくらいの力はありそうだけど。


 そういえば、メソポタミアの王の権能がおもしろいなあ。王様は、神と人との仲介役。神が人を害す時は、王の権能で神を罰することができる。なんか、昔の実利的な関係という感じが。身も蓋もない感じで。


 今週のイシュタル女神様。










 チョロ女神様。

















ゾイドワイルド ZERO 第13話「漆黒の魔獣!ドライパンサー!」 - ニコニコ動画


 本格的展開に向けてのネタ振り回みたいな感じか。


 瀕死のビーストライガー。石化した状態で、コアが弱々しく生きている状態。その時、要塞都市モザイクに異変が起きる。あらゆるところで金属化。それは、モザイクの地下に隠れていたボルテックスキューブが暴走した結果だった。
 サリーとアイセルは、地下のボルテックスキューブを探しに向かう。遅れて、レオも。


 一方、帝国側では、ジェノスピノを完成させたランド博士が、ボルテックスキューブの存在を捉え、回収を要求する。この人も、ボルテックスキューブの存在を知っているのか。机の上の写真を見るに、サリーの母方の祖父だったりするのかな。すげー、身内の争い感。そして、ボーマン博士がラスボスになりそうな予感がひしひしと。


 ジェノスピノが進撃する中、ギレル中尉はコリンズ准将の汚名を晴らすべく、独自に行動を開始する。ディアス中佐の宿営地に赴き、ジェノスピノの進撃がコリンズの死とシーガルの陰謀であることを明かし、その弱点がゾイドライダーたるアルドリッジ少佐であること、そして、スナイプテラの貸し出しを申し出る。あくまで帝国の軍人が帝国軍の攻撃はできないが、捕獲された体でゾイドを貸し出すのはありなのか。
 ディアスとギレルの、ライバル的な信頼感がいいなあ。
 実際、すでにヘロヘロのアルドリッジ少佐。戦い方次第では、ライダーを弱らせて、制御不能にはできそうだな。暴走したら、どうなるか知らないけど。


 同時期、ランド博士の要求で手配された帝国の隠密行動型ゾイド、ドライパンサーがモザイクに到達。ジャミンガ狩りに出ていたバーンのガトリングフォックスと対戦。同じ隠密活動系のゾイドとしては、ドライパンサーのほうが上位みたいだな。赤外線感知でガトリングフォックスの居場所を暴き、自分はレーダーステルス、無音行動で位置を掴ませない。ガトリングフォックスの天敵だな。不意を打たれて、一方的に追い込まれる結果に。


 最後、ボルテックスキューブを再起動させると、上にもまばゆい光が上る。そこには、石化して、死にかけていたビーストライガーが動いてきていた。キューブが地下深くに潜ったあと、また、上から四角い物が落ちてくる。それが、ビーストライガーが入ったコンテナで。
 つーか、池に落ちたライガーが金ぴかになって復活って、「金の斧、銀の斧」じゃあるまいしw
 で、次回、ライジングライガーがドライパンサーを撃退。さらに、ジェノスピノ戦にも加わるのかねえ。少なくとも、ディアス中佐が駆るスナイプテラによるジェノスピノ攻撃はありそうだけど。


 エンディングは新曲。サリーの前をゾイドたちがコミカルに駆けていく。かわいいw

熊本県立美術館細川コレクション展示室「細川家の茶道具と大観、春草」

 細川家と松井家に伝来した茶道具、細川護立がコレクションした近代日本画から横山大観の作品が三点、NHK大河にあわせての明智光秀関連の史料が二点展示。


 横山大観の作品では、「山窓無月」が良かったかな。隠者が、夜に書を読む。月もなく、灯りは彼自身がともす火だけ。光の具合が良い。他に、「雲去来」、「焚火」が展示。後期には、菱田春草の作品が展示されるようだ。
 これは、16代、明治時代に入ってからの当主である護立が、無名時代から支援して集めた物だそうで。他の人が目を付けないものに目を向けるというコレクター方針があったらしい。


 茶道具は、永青文庫に継承される天目茶碗が6点、松井文庫からは朝鮮製の茶碗が3点など。松井文庫の「細川忠興茶会道具附」が興味深い。中上層の旗本や比較的関係が深い大名との交際の手段として、茶会は利用された。
 あと、細川重賢が作らせた茶道具の絵入りリスト「茶入茶碗写真帳」が興味深い。当時、細川家が持っていた茶入れや茶碗を細かく図解した物。伝来品が載せられている一方で、今では永青文庫にない物も。どうなったんだろう。売却、戦災や自然災害での喪失、使用中に壊した、捨てたなど、いろいろな契機があると思うが。


 あとは、米田家に伝来した米田貞能による「針薬方」という医術書、「明智十兵衛」から聞き取った内容を書いたとあるが、確かに、この奥書だと、医術に堪能であったということになるな。あと、ここでも、朝倉氏との縁が見えるのが興味深い。
 あと、光秀の書状、「細川藤孝・飯川信堅・曽我助乗」宛ということは、この三人が将軍への書状を取り次ぐ側近だったわけか。

熊本博物館「生命のれきし:君につながるものがたり」

 リニューアル後は、連続的に特別展を開いているな。中の人の事務負担たるや…
 国立科学博物館とのコラボミュージアムと銘打った展示会。地球の誕生から生命の歴史を、化石や鉱物で紹介するコンパクトな展示。バージェス頁岩や大型動物の化石がだいたい複製だったのが残念というか、そういう物かなというか。


 バージェス頁岩の生物の小ささが印象的だな。体の全体が揃ったアノマロカリスの標本の複製が出ていたけど、その個体の体長がおよそ20センチ。ハルキゲニアとか、数センチなんだな。本とかで見ると、拡大されているから意識しないけど、本当に小型の生き物で構成されていたのだな。というか、そんな小さい標本をクリーニングするのが大変そう。


 あとは、ファギシテスやヘリオリテスといった古生代サンゴの化石の産状の差。スウェーデンのゴトランド産の化石は、立体的。それに対し、九州で産する石灰岩中から発見される同種の化石は、ガッツリ圧縮され、石灰岩にパッキングされている。石灰岩中のサンゴ化石をみなれているだけに、ゴトランド産化石の姿はちょっと衝撃的。


 保存の良い植物化石に萌える。

博物館に出撃

 信号無視の自動車に轢かれかけるなど。
 逓信病院前の信号、ドライバーは完全に見逃していた感じだった。その程度の視野しかないなら、免許を返上すべき。こっちがにらみつけてから、確認して謝罪の仕草とか、運転適性ゼロ。
 つーか、今回ばっかりはやばかった。歩行者用信号が青になって、一拍おいて、左右確認して、道路に出たつもりだったが。あの車、どこから湧いたんだろう。左を一瞬見て、車道に出ながら右見たら、車が突進してきてるんだもん。ビビったわ。向こうが止まれなかったら、確実に轢かれただろうな。数メートルあったから、あまりスピード出ていなかったのかね。
 小さい道路の信号とか、押しボタン式信号は、もっと注意しないといけないな。こんな幸運は、そう何度も続かない。


 連休なので博物館・美術館が開館している。かつ、今週は天候不順っぽいので、強行出撃。本来、水曜日に出かけるつもりだったのだが、寒そうなので。
 今日は成人式ということで、振り袖着た女性が多かった。あと、背広があまりに会ってない男が、ぞろぞろと10人くらいの群れで動き回っていて、ちょっと邪魔だったw


 ここのところ、藤崎宮参道からギリギリまで熊本城の下によって、一気に坂を上るルートを取っている。今日は、いつもと反対の錦坂を上ったが、階段は傾斜がキツくて、自転車を押してのぼるものじゃないなと確認した。
 そこから、熊本博物館の「生命のれきし」展を見て、県立美術館の永青文庫展示室の「細川家の茶道具と大観。春草」を見学。
 桜の馬場方面から、下に降りて、上通・下通でお買い物。今月は、前半に出る本が多い。久しぶりに、オークス通りを歩いたけど、ちょっと見ないうちに空き店舗が増えまくって、景気の悪さを実感する。いや、ちょっとやばいんじゃないか…


 監物櫓の櫓台。蔓草がはびこっていたけど、冬場は枯れるようだ。よく見ると、あちこち歪んでいて、やばい感じだなあ。




 刑部邸の正面。こちら側は、まだ、塀の撤去が進んでないな。昼飯食い損ねて、この近くで食ったんだけど、寒かった…



 修理中の百間長塀。足場がずらりと組まれて、これはこれで壮観。

青橋由高『生徒会長・愛ヶ淵愛理はマゾられたい:Mな幼なじみと特別補習』

 才色兼備の生徒会長、愛ヶ淵愛理は、周囲から完璧超人と思われているが、実は秘密があった。実は、幼なじみの蓮のフォローがないと、失敗しまくるポンコツキャラだった。短期留学から帰ってきた蓮に、フォローを要求する愛理。それに、代価を要求したら、いろいろとエスカレートしていって。
 ヒロインの属性の豊富さがすごい。ツンマゾ、幼なじみ、才色兼備の生徒会長、実はポンコツツインテ。キャラを描く方に紙数を使って、肝心のエロのほうが若干淡泊なのが、欠点かな。タイトルにマゾとある割には、それ系は露出散歩とろうそくプレイくらいだし。いや、ヒロインの愛理さん、かわいいけど。


 しかし、主人公もヒロインも、高性能なカップルだな。なんでも完璧にこなす主人公に、努力すれば高レベルにいけるヒロイン。努力して、ちゃんと結果を出せるあたりが高性能。


 くっつきそうでくっつかない幼なじみカップル、そして鈍感な主人公をひっつけるのに、結構手間がかかっている感じだなあ。ツンデレのめんどくささが、きっちり表現されている感。
 そして、いつの間にかドMに目覚めていたヒロインの要求はだんだんエスカレートしていく。Sのほうがお世話に奔走させられているあたり、逆調教的な要素も強し。

小畑弘己『タネをまく縄文人:最新科学が覆す農耕の起源』

 うーん、これ、まず最初に圧痕法についての解説を持ってきた方が、すっきりした構成になったんじゃなかろうか。
 何冊か借りた縄文本の一冊目。


 土器の表面や内部に練り込まれた穀物や昆虫を、表面のものはシリコンゴムなどで型取りして、走査型電子顕微鏡で解析。あるいは、内部に練り込まれたものはCTスキャンによる3Dデータを分析。それによって、低湿地で保存された植物遺体や炭化した穀類といった、いままで初期の農耕を議論するための資料とは異なる情報が得られる。
 炭化した穀物などは、後代のものがコンタミして、C14で調べるともっと新しい時代の物が多かったりする。しかし、圧痕は、その土器が焼成された時に存在したことが確実な資料で、年代測定の面でも信頼性が高い。


 全体としては、縄文時代の大豆栽培の発見とそれに伴う「農耕社会」の定義をめぐる議論、コクゾウムシの研究、イネ・アワ・キビの渡来時期の検証など。いろいろと、縄文時代観が更新されて、おもしろい。


 最初は縄文大豆の発見。
 2007年に大豆の圧痕を発見。これを大豆と確定するために、東北地方の在来種を水に漬けて、大きさの変化を調べるなどの手間がかかっている。ここから、大豆や小豆、エゴマなどの圧痕から、栽培植物の研究が活発化した、と。
 大豆、小豆、荏胡麻が日本列島で独自に栽培化された可能性が高い。現存する栽培品種の遺伝子を系統や地理的特性に注目して分析したら、どういう結果が出るのだろうか。あとは、栽培化の影響が目に見えるようになるまでの、時間の長さも印象的。
 東日本で始まった、これらの栽培化が、この地域の集落の巨大化を可能にした。農耕の影響の大きさ。世界標準の新石器時代文化だったということなのかねえ。その、農耕の道具が石鍬だった、と。
 日本の歴史において、弥生時代にセットで入ってきた水田稲作の影響力の大きさは特筆すべきものではあるが、それに目を曇らされてはいけないのではなかろうか。


 続いては、貯蔵穀物を食い荒らすコクゾウムシなどの貯穀害虫について。土器に圧痕として残されるコクゾウムシなどの昆虫は、低湿地環境などで検出される昆虫と明らかに種類の組成が異なり、丘陵上などの乾燥した遺跡、人間生活に近いところの昆虫や小動物が多くなる。基本的に、土器は室内で成形が行われたようだ。
 遺跡から検出される昆虫に関しては、なぜそこで出てくるかを検証する必要がある、と。
 どんぐりなど大きな実を食害するコクゾウムシは、穀物類と比べると大きくなりがち。あるいは、意図的に粘土に練り込んでいるらしき多数の圧痕を含む土器の存在。最古級のコクゾウムシの検出などなど。


 で、縄文農耕論で重視されてきた稲作や大陸起源のアワ・キビの検討。圧痕から見ると、弥生時代にいたるまで、それらが入ってきていた痕跡はない、と。縄文時代の遺跡から検出された炭化した稲などは、C14ではかってみると、後代のタネがコンタミしていた。
 意外と朝鮮半島との交流が薄いのが印象的。

 竪穴住居内で土器が製作されたとすれば、家屋害虫も含め、圧痕として検出されたネズミの糞やガの糞などの存在、そして食料としてもち込まれた様々な種実の存在から、屋内は、生活ゴミが散らばったあまりきれいとはいえない環境を想像させる。「定住革命」を提唱した西田正規氏は、定住生活を送ると家屋内の清掃が行われるようになると述べているが、圧痕資料からみれば、縄文時代の人々はこのようなゴミに対して意外と無頓着であったのかもしれない。このような場合、土器圧痕として入るタネやムシは、無意識に土器粘土中に入ったか、製作者がその存在を知っていても無頓着でそのまま粘土中に練り込まれたものと考えられる。これは、先に示したエゴマの場合の単位面積あたりの個数が二五個以下のグループの成因に相当する。(p.181-2)

 ゴミに無頓着だった縄文人。室内清掃なんかの衛生意識がいつから目覚めたのかというのも、重要な問題かもなあ。そもそも、竪穴住居は、お掃除に適した構造とは言えないし。