この街で生きる:津波対策は:生死分ける避難判断

http://chubu.yomiuri.co.jp/ren2/g030117.htmlとっさの判断が難しいと思う。

被害が甚大だった奥尻島南端の奥尻町青苗地区で、津波から逃れて助かった人たちを対象にしたアンケートでは、「揺れがおさまらないうちに避難した」が23%、「津波が来ないうちに避難した」が54・9%に達し、揺れ始めとともに避難を始めた人が多いことがわかった。

大きな揺れで茫然としたり、テレビの情報を待っていたら助からない訳だ。

東海地震の国の津波想定では、東海地方では三重県阿児町が最も早く津波が到達する。第一波は地震発生14分後で、最大3―4メートルに達する。25分後に鳥羽市に最大5メートル、31分後に愛知県渥美町に最大6メートルの津波が到達する。

渥美町のように30分時間があれば多少避難に余裕も出るだろうが、14分だと揺れが収まってすぐに走り出さない間に合わないだろうな。しかも、これは想定で、実際にはこれよりも早い場合もありうるし。
昨年の台風で、室戸岬の近くにお年寄りが多数住む公営住宅があり、高波で多数の犠牲者を出している。東海・東南海地震を考えると、あのような住宅の見直しは急務だろう。山際だとまた土砂災害の危険があるのだが。
私自身は内陸の高台しか住んだことがないので、水害の類の経験がない。こんなえらそうなことを書いても、旅行先で津波に巻き込まれたら、あっさり遭難しかねないのだが。
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