再開

2ヶ月ぶりの更新。こんなに長い間、放置するつもりはなかったのだが。


ここしばらく、ネット自体をあまり見ていなかった。
網野善彦の著作リスト作成に熱中していたり、
身内の不幸があったり、
溜まっていたエロゲの体験版を片付けたり、
はぴねす!りらっくすをクリアしたり、
涼宮ハルヒの憂鬱をDVDで見て、続きをYOUTUBEで一気に見て、その後、文庫を一気読みしたり。


8月中旬あたりから、網野善彦の著作リスト作成を延々やっているのだが、著作リスト作りがこんなに大変だとは思わなかった。
ネットの検索結果を適当に切り張りすればすぐできると思っていたのだが…
意外とデータベースの記述に間違いが多くて、現物に直接あたる羽目になったことと、ネット上のデータベースに登録されていない著作がけっこうあったのが誤算だった。
作業開始後、一月以上経つ、今でもリストにない著作が見つかったりして、どこまでがチェック済みか把握できなくなりつつある。


この作業をやっていて、地方(というか熊本)の知的環境の悪さを肌で感じた。
所在情報はネットの検索である程度何とかなるのだが、マイナーなもの、古いものになると、とにかく本の現物がない。残り3パーセントほどは、国会図書館に複写依頼するか、県立図書館経由で相互貸借をするしかないだろう。
福岡まで行って、九大の図書を漁れば、かなり埋まるのだが、単なる遊びにそんな資金と労力をかける気にもならないし…
まあ、『書誌をつくる(上)』を読むと、ネットが普及する以前は、個人書誌の作成に何年もかかったようで、その辺はだいぶ楽になったのだが。

知的環境の格差是正/平野啓一郎さん<1>に書かれているような状態と比べると、だいぶましになったとは言えるけど。