ノロウイルス:鳥取市が初動ミス 小中校1292人感染(情報元:RinRin王国さん)

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20070208k0000m040143000c.html

鳥取市の17小中学校で計1292人が吐き気や下痢などを訴えたノロウイルスによる集団食中毒があり、同市教委が、文部科学省が昨年12月に学校給食を介した集団感染防止のために出した通知文書を無視した対応を取ったために被害が拡大していたことが分かった。給食を介したノロウイルスの集団感染では史上最悪となっており、市教委の中川俊隆教育長は「初動ミスがあり、通知を徹底できなかった」として関係者を近く処分する。

 ところが、同市では食中毒が発生する前の1月11日に17小中学校に給食を提供している市第2学校給食センターの調理員1人が下痢などで休職し、17日にノロウイルス感染が判明したうえ、その後も別の調理員が症状を訴えたにもかかわらず、給食を継続した。

鳥取市教委のミスもだが、ここには効率と安全性のトレードオフの問題も潜んでいるな。
大阪でO157感染が給食を介して蔓延したときもそうだが、広域の給食施設は平常時には経費を安くできる代わりに、いったん感染症が侵入したときには被害が拡大する。
鳥取市医療機関は、この間大パニックだったんじゃないのかな。普通、この規模の感染症蔓延に対処するキャパシティは備えていないだろうし。
この手の、安全性と危機管理の相克というのは、どこにでもあるものだろう。