群馬県の種実調査について(Ancient Botanical Gardenから)

群馬県の弥生時代種実調査まとめ1
群馬県の弥生時代種実調査まとめ2
群馬県の古墳時代種実調査まとめ1
群馬県の古墳時代種実調査まとめ2
群馬県の奈良・平安時代種実調査まとめ
群馬県の中世以後の種実調査まとめ
群馬県の種実調査の課題1
群馬県の種実調査の課題2
群馬県の種実調査の課題3
もう一度出土穀類の概観
もう一度出土穀類の概観2


 出土した穀類の種類について。弥生・古墳時代には、イネの出土率が高く6-7割を占めるのに対し、古代の遺跡ではイネの率が4割にまで下がり、麦・豆・雑穀の出土数が増えているとのこと。
 非常に興味深い結果。しかし、遺跡の立地や生態的位置、採集地点の特色など、考慮すべき変数はたくさんあるのではないかとも思うが。麦・豆類が優先的に消費された、流通(再分配システム)の問題などで、いろいろと差も出てくるのではないか。
 そのような所まで考えるとなると、かかる手間もかなり大きくなると思うが…