つい百年前の自国の文字を読めない不自由の異常さ

elmikamino.hatenablog.jp
同意する部分も多い。
しかし、私にとっても旧字体は「なじみのない書体・文字」だしなあ。
歴史的に見れば、日本国内の古文書の字体がごっそりと変った画期が何度かあるそうだ。古代から中世の変わり目や中世から近世の境など、制度が変る時にごっそりと変っているらしい。
ヨーロッパにしても中世初期の修道院では、カロリング朝時代には、メロヴィング時代の文書の字体が読めなくて固有名詞の筆写がメチャクチャになっている例もあるようだ。そもそも「正字法」が出現するのが近代になってから、最近の産物だ。
そう考えると、字体の変化を批判する考え方も「近代」に毒されているものといえるのかも知れない…