『やるきばこ2』クリア

 長いこと塩漬けにしたあったゲームを制圧。キャラメルBOXのゲームのファンディスク。同社が出したゲームのアフターストーリーと中規模のオリジナルゲームが収録。うち、未プレイの『あえかなる世界の終わりに』以外をプレイ。
 『処女はお姉さまに恋してる』のシナリオは、卒業後の大学を舞台にしたアフターストーリー。紫苑と貴子の二編。おとボクに関しては、経済などの現実的な話を出すと途端に微妙になるな。閉じられた世界で、身近な人びとを対象とした方が雰囲気と合致すると思う。
 『うつりぎ七恋天気あめ』シナリオ。サブヒロインだった文子さんがヒロイン。過去のお話。こちらも雰囲気は良い。ただ、眼鏡委員長と言うのが、好みから程遠いのが問題かな…
 『終末少女幻想アリスマチック』シナリオ。小夜音ルートと冬芽ルートのアフターストーリー。どちらもちょっとしたスパイスが効いていて、なかなか。小夜音シナリオは、新婚旅行でしっぽりかと思えば、いきなり暗殺者と対決。冬芽・伊織シナリオは幽霊出現と。うまく着地させているのではないだろうか。途中で、本編を再プレイしてしまい、時間が無茶苦茶かかった。
 『真紅のチョコレート』はオリジナルストーリー。気持ちの良い小編。妖魔たちが暮らす町に暮らす人虎の血を引く少年の下に、吸血鬼のお姫様がやってきて「あなたを貰いに来た」とやってきて… ある意味、ありがちな導入だが、雰囲気がいい。鳥子との漫才が楽しい。あと、虎娘可愛いよ虎娘(あまり耳娘には興味ない口なのだけれど)。あと、小ネタが面白い。「ゲテモノキワモノ、何でも来いだ。でもシュールストレミング缶詰だけは勘弁な」に受けた。