古橋秀之『ケイオス・ヘキサ三部作』

ブラックロッド (電撃文庫)

ブラックロッド (電撃文庫)

ブラッドジャケット (電撃文庫 (0176))

ブラッドジャケット (電撃文庫 (0176))

ブライトライツ・ホーリーランド (電撃文庫)

ブライトライツ・ホーリーランド (電撃文庫)

 ラノベのオールタイムベストの話題で、ふと読み返したくなったので発掘。最後の『ブライトライツ・ホーリーランド』が1999年刊行という時間の経ちっぷりに、驚愕した。
 こうガシガシと人が死んでいく黒さ、オカルト・パンクとでも言うしかない世界観、話の疾走感。素晴らしい。個人的には第二作の『ブラッド・ジャケット』が話のこなれかたや分かりやすさの点で一番だと思う。『ブラック・ロッド』は少々ぎこちない感じが。最後の『ブライトライツ・ホーリーランド』はラストがよく理解できない。「ロング・ファング」かっこいいよ「ロング・ファング」。