今年印象に残った本2015(ラノベ・フィクション部門)

 今年は谷甲州の年だった感じが。『コロンビア・ゼロ』を呼んで、「航空宇宙軍史」を最初から読み直して、『星を創る者たち』を読んで。
 ライトノベルは、二月あたりにまとめて読んでいるが、他の時期は非常に低調。
 おかげで、選ぶのに苦労はなかった。

星を創る者たち (NOVAコレクション)

星を創る者たち (NOVAコレクション)

 宇宙土建から、いきなり宇宙戦争に飛躍するのには、びっくらこいた。確かに、異星人の存在は示唆されていたけど。

 雪菜たんかわいいよ雪菜たん。
 浅葱さんピンチのところで、最新刊は読めてないわけだが…

はたらく魔王さま! (12) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (12) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (13) (電撃文庫)

はたらく魔王さま! (13) (電撃文庫)

 ちーちゃん、メインヒロイン確定。
 「天使」たちがどういう存在であるか、明かされたり。魔王がちーちゃんに「甘えている」とか。いろいろと、物語のポイントに。

  • 7位 鳩見すた『ひとつ海のパラスアテナ』

ひとつ海のパラスアテナ (電撃文庫)

ひとつ海のパラスアテナ (電撃文庫)

 海洋冒険小説ライトノベルで出てくるとは。
 椎名誠の『水域』に似た雰囲気かな。全世界が海に沈んでしまったなか、人類は、過去の遺産を使って細々と生きている。自然と人為の危険が、少女を襲う。あと、百合。

ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

ソードアート・オンライン1アインクラッド (電撃文庫)

 いっぱい出ていて、全部読む気にはならないけど、一冊だけ読むと文句なしに面白い。
 バーチャルゲームの中に閉じ込められて、ゲームオーバーは実際の死となってしまった。その中で攻略して、ゲームから脱出しようとあがく人々。

  • 5位 川口士『千の魔剣と盾の乙女 15』

千の魔剣と盾の乙女15 (一迅社文庫)

千の魔剣と盾の乙女15 (一迅社文庫)

 祝完結。
 クロウ・クルワッハの復活と滅びの危機。それに立ち向かうロックたち一行。ホルプとの別れ。
 そして、ニーウさんェ…

 メインヒロイン格のプレイヤーキャラクターが、消滅。次はどうなるのか。気になって気になって。

 本来なら、スカイ・ワールドの最終巻が入っていたんだろうけど、なんか読めてないので、新シリーズを。
 邪神アグナガラグを倒せばいいってだけの話にはならなそうだけど、どう展開するのだろうな。2巻のラスト。

  • 2位 渡瀬草一郎『ワールド・エンド・エクリプス:天穹の軍師』

 なんか、ずいぶん久しぶりに感じる渡瀬草一郎新刊。
 今回は、幼馴染増量。三姉妹。腹黒、微ヤンデレ、天然か。これ、シリーズ化するのかな。

  • 1位 谷甲州『コロンビア・ゼロ:新・航空宇宙軍史』

 もう、1位は迷うことなくこれ。22年ぶりに、航空宇宙軍史再開。第2次外惑星動乱へ漂う戦雲。使われている道具立ては、ずいぶん変わったが、変わらない雰囲気がたまらない。
 強いけど、弱点も多い、タイタン軍の仮装巡洋艦がいいなあ。
 これに刺激されて、元の航空宇宙軍史を腐海から召還したり。