被災地のみならず増え続ける孤立死: ぐり研ブログ

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 介護している人間が急病で倒れて、その結果介護を受けている人間も助けを呼ぶことができずに餓死ってのは、かなり深刻な問題だと思うけど。介護をやっていると、いつも気にしている必要があるから、外部での人間関係の維持なんかにものすごくしわ寄せが来るんだよね。

一口に孤立死対策といっても「俺は一人で生きて一人で死んでいくんだ」という方々と、そんな割り切ってもいないけれども周囲とコミュニケーションが乏しく結果として孤立死に至ってしまう方々とに分けて考えていかなければならないですよね。

 前者まで割り切ってしまう人は少ないんじゃね。アスペルガーとか、家の祖父もそうだったがグループホームやなんかになじめないお年寄りとか、コミュニケーションに難ありな人間が孤立していくパターンが大きいのではなかろうか。私も予備軍だな。


 まあ、昔は行き倒れの人ってけっこういたんじゃないかとは思う。子供の虐待問題と一緒で、件数が減ったからこそ、目立つようになった可能性はある。ここでは江戸時代のことが言及されているけど、行旅死亡人の統計なんかがあればどう変化しているかつかめそう。ただ、「行旅死亡人」って、考古学の発掘で出てきた人骨も含んだりするようだから、そのあたりノイズが多そうだな。