紫熊祭に出撃

 本日は熊本大学の学園祭、紫熊祭に出撃。主目標は学園祭にあわせて行われる工学部研究資料館の工作機械の運転と永青文庫セミナー。ついでに屋台にお金をおとしたりと。例年と違い、熊大の図書館が改築中なので今年は貴重資料展示は無し。あと、今年から熊粋祭が紫熊祭に変わったとか。
 いつもは講演会の後に研究資料館に行くのだが、今年は早い時間に出たので、ちょっと明るい環境で写真を撮ることができた。ついでに、動画も撮ってきたが、変換するのがめんどい…
 工学部のあとは昼食をとって、法文学部棟で講演。最近の大学の講義室のイスは、なんかおもしろい形になっているのだな。以前は木製で腰が痛くなったものだが。講演の内容は熊大が寄託されている永青文庫の古文書のうち、故実書類の調査の中間報告。特に江戸時代を通して故実に関連した活動を行っていた竹原家関連の故実書の話。歴代当主が書写を繰り返していて、奥書が欠けている事例が多いので、特定が大変なのだそうだ。あと、藩主とその家族の人生儀礼に密接にかかわるだけに、藩主との個人的な信頼関係は重要なんだろうな。本家と分家が入れ替わりながら活動しているのも、そういう関係が影響しているのだろう。あとは、実際の故実書を画像で紹介とか。