工学部研究資料館

 というわけで、工学部研究資料館の写真。まずは外観から。骨組みは木で、外壁が煉瓦の建物。この建物結構好き。あと、ここに来るのは数年ぶりだが、鉱山学関係の資料とか、最初に設置された直流発電機とか、以前はなかったものが展示されているな。




 続いては工作機械。旋盤類が主体だが、見た目では歯車製作関係の機械が、複雑で目立つな。マーグ歯車研削盤は小倉の陸軍工廠で使用されていたものが、戦後熊大に寄贈されたものだそうだ。たしか、これがいちばん高かったんじゃないかな。あと、昭和5年のものということは、戦争をにらんで購入したものなのだろうか。あと、よく見ると、アメリカ製の機械が多いな。


 正体不明の機械。何の機械か説明がない。




 立削盤と旋盤。



 マーグ歯車研削盤。



 曲り歯かさ歯車歯切盤。これも結構高い口だな。







 天井走行クレーン。これが大好き。こう形とか、古色のつき方とか素晴らしいね。


 その他の展示品。北側に並んでいる工作機械の反対側には、工学部で使われてきた様々な装置類が展示されている。建築の実習用模型や鉱山学の測量装置、昔の計算機など。







 二階から撮った写真。二階は回廊状になっていて、工学部の寮関係の資料や卒業生のノート類、古い計算機が展示されている。動力を機械に伝えるメインシャフトの上は結構振動が強い。三枚目中央の丸いのは、光度を計る装置なのだそうだ。





 天井。骨組みはこんな感じ。






研究資料館のサイト。11/16にも公開されるようだ。
熊本大学工学部研究資料館
工学部研究資料館内重要文化財工作機械修復作業について