熊本都市計画東部第一土地区画整理事業完成記念碑

 錦ケ丘公園の南端に建つ、記念碑というか、銅像というか。銅像があるのは知っていたけど、銘板があることまでは意識していなかったな。もしかしてと思って見てみたら、銘板がついていた。しかし、裸婦像の写真を撮るのはちょっちはずい。
 ここの区画整理事業は、たしかやたらと広い範囲のものだったんだよな。おかげで、東バイパスから健軍までの地域は、直線で構成された面白みのない町並みが続くことに。あと、田迎の方の土地区画整理事業と比べると時期が早いのも興味深いな。




台座銘板

   銘
 熊本市は、戦後の急激な東部地区
への住宅の進出に対処するため、健
全にして秩序ある市街地の形成を目
指して、昭和三十五年四月熊本都市
計画東部第一土地区画整理事業の施
行に着手した。爾来、権利者はじめ
住民の理解ある協力と関係者のたゆ
みない熱意と努力のもと、二十数年
の歳月を閲して、自然環境を活かし
た整然たる市街地が造成され、この
歴史的大事業は完工した。
 本事業は東部地域のみならず、本
市将来の発展の大きな礎となるもの
である。
 茲に偉大な本事業の完成を記念し、
熊本市の永世の弥栄を希求して、こ
の碑を建立する。
  昭和五十七年十月二日
     熊本市長 星子敏雄

 事業概要
一、名称 熊本都市計画東部第一土地区
     画整理事業
一、事業期間 着工昭和三十五年四月二十五日
       完工昭和五十七年十月二日
一、施行面積 二百三十五・一ヘクタール
一、事業費  三十六億八千七百三十七万円
一、公共用地面積 施行前二十一・四ヘクタール
         施行後五十九・五ヘクタール
一、権利者数 二千九百名
一、施行主体 熊本市