這いよれ! ニャル子さんW 第9話「ハイスクール・オブ・ザ・ヒート」


 まあ、6巻のラストを大過なく詰め込んだ感じかな。クー音を亜空間に閉じ込めて、その間に短編を二つ挟むって、アクロバティックなことをやった割には、なんとかなった感じかな。クー音がいない→学校が変なことに→機動砲台退治→エージェント・スミス→クー子が真尋にキスって流れは、それほど無理なく納まっている。ネタも豊富で、クー子もかわいいし、まあ、こんなものかな。
 まあ、構成に結構無理があるとは思うけど。そもそも、活動状況を視察に来た人間を、いきなり亜空間に閉じ込めるあたりで、なにを考えているんだって感じだし。普通に反逆行為だろうと。実は無断で来ていた、おじさんに電話して発覚という原作の流れを入れていれば、不自然ではなくなったかもしれないが。
 あとは、例によって、アクションシーンがいまいちというところも。機動砲台退治も、なんか無駄にモブを入れて、それを吹っ飛ばすだけだったし。もう少し、見せ方があったように思うが。まあ、このあたり、予算の問題なのかね。アクションの割に、絵の枚数は少なく済んでいそうだし。
 しかしまあ、二期のニャル子って、うざかわいいを通り越して、少々うざい感じになっているな。クー子が、真尋の顔色を見て心配するなんぞという、驚天動地の高等技能を、6話で披露しているだけに。とりあえず、クー子かわいい。


 今週のクー子。







 クー子が真尋の「頬骨顔面孔右19ミリ」にキスした時の反応もおもしろい。




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