「コネ」か「汚職」か?アメリカの金融会社の微妙な事情 : 地政学を英国で学んだ

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 いや、汚職とまではいかないにしろ、だいぶ腐っている感があると思うが。一昔前は、日本の経済を「縁故資本主義」とか言っていたんだよね。どの口がとしか言いようがない。まあ、アメリカの金融エスタブリッシュに開かれていないから、「縁故資本主義」って理屈なのかもしれないが。そういうレベルの主張を平気でするからな。まあ、菊地浩之の『日本の15大財閥』以下の一連の著作を読むと、閨閥の強さってのを思い知らされるわけだが。
 中国みたいな風通しの悪い国では、エリートの子弟を雇って、その階層で流れている表層的な情報をえるだけでも、結構意味がありそう。
 しかし、紹介された記事の中で「子供を雇ったからといって必ずしもコネクションができるわけではないからです」ってのは、言い訳になっていないだろう。コネができる子供がそれなりにいるってことだろうし。社会的信用とか、その階層での文化になじんでいるとか、そういう点でも有利なんだろうけど。
 まあ、親の名前につぶされないだけの人間じゃないと、こういう業界には入れないんだろうけど。