「加勢川の野田堰閉門:生態環境に影響なし:国交省」『熊日新聞』13/7/13

 国土交通省熊本河川国道事務所は12日、加勢川の野田堰で実施中の試験閉門について地下水位や水質、魚類の生態などに「影響はみられない」とする調査結果を公表した。
 同日、熊本市東区の市動植物園であった関係機関と地元住民らでつくる「第3回加勢川上流地区河川整備協議会」(北口和皇会長)で報告した。
 同事務所は加勢川の治水対策として2015年度着工を目標に河道掘削工事を計画。それに伴い、江津湖の水位を確保しようと、例年11月から5月に開放してきた野田堰の通年閉門を予定している。
 実施を前に、同事務所は2012年1月から3年間の試験閉門を続けており、上江津湖から同堰下流までの区間のモニタリング調査をしている。
 調査の公表は昨年11月に続き、2回目。今回は昨年11‐5月までの水質、水位、流量、地下水位、魚類の生態など11項目のデータについて前回公表時と同様、「変化は少ない」などと報告した。
 同事務所は「1年分の調査結果がそろい、現時点で常時閉門の影響は少ないことが分かった。今後も調査を続けるとともに、住民の意見を聞きながら2015年度の着工を目指したい」としている。 (池田祐介)

 1年に1回か2回くらいの頻度で開催されているようだが、ネット上では微妙に情報が少ないな。次回開催がいつか分からない。とりあえず、魚類の生態については、影響がないわけはないと思うが。どういう調査をしたのだろうか。特に遡上するタイプの魚類についてはどうなっているのだろうか。そもそも、堰の魚道なんかはどうなっているのだろうか。
 加勢川上流及び下江津湖における魚類等調査を実施しますを見ると、調査場所が少なくないかと思うのだが…