名城犬朗『ドイツ連邦軍マニュアル:対装甲戦闘:対歩兵戦闘車編』

pk510@戦車が好き!
 旧ソ連BMP歩兵戦闘車との戦い方を書いたマニュアルの翻訳。BMPって、軽くて装甲は薄そうだけど、武器が強いのが怖いところだな。1は小型砲塔で見張りや砲塔の旋回に問題を抱えているけど、2の30ミリ機関砲は厄介そうだ。ドイツのマルダー歩兵戦闘車は撃ち負けるよなあ。BMP-3にいたっては、もっと武装が凶悪だしな。
 12.6トンで、正面は20ミリ弾に耐えるってことは、側面はものすごく薄そう。マルダーが倍の重量であるのと比べても、ずいぶんと頼りない感じだ。解説にアフガニスタンで12.7ミリ機銃に側面装甲を撃ち抜かれて、損害を出したと書かれているし。
 あと、訳語に気になるところが。8ページの「わずかでネガティブな俯仰角」というのは、「限られた俯角」ってことなんじゃなかろうか。