WW2イタリア軍用機入門―イタリア空軍を知るための50機の航跡 (光人社NF文庫)
- 作者: 飯山幸伸
- 出版社/メーカー: 潮書房光人社
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: 文庫
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まあ、イタリアが航空産業の拡充に失敗していたことは確かなんだろうけど。戦闘機にしても、日本とくらべてさえ数が少ないからなあ。20年代から30年代に、ファシズム体制が国威形容のために航空産業に投資していたのが、この時期にとりあえずこの程度の軍備を可能にした条件だったのかね。他の国は30年代後半に生産を急拡大させまくっているわけだが。
あと、イタリア戦闘機の三羽烏、ファイアットG50系、マッキMC200系、レッジアーネRe2000系が、どれもこれもご面相が変わりすぎなのが笑う。エンジンの違いってそれだけ重要だったんだな。
爆撃機はどれもスピードが遅くて、あれで攻撃するのは泣けるなという感じが。爆撃機に爆弾用ゴンドラをつける癖とか、どれもこれも構造が鋼管羽布張りと構造が微妙に古い感とかが味わい深い。サボイア・マルケッティのSM79スパルビエロがかわいい。
ぱらっと流し読みする本だな。これで写真がもう少し多ければ良かったのだが。