司法制度を形骸化させた刑事訴訟法の成立の歴史 | Kousyoublog

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 明治初期における反政府運動に対する考慮が、後の昭和初期の国家権力の暴走を許してしまったんだな。「統帥権」と似たような構造というか。大正デモクラシーの時代に陪審制などが導入されたが、治安維持法と国際情勢の悪化で形骸化。検察や警察機関の暴走を許すことになる。
 戦後、GHQの改革に際しても、反対運動を危惧して陪審制度の導入見送り。さらに、強制捜査権限を警察検察においたまま、予審制度を廃止した結果、警察機関に戦時体制と同様の権限を温存させてしまったと。