結局、著作権の保護期間は何年がいいの? 〜オーディオブックで実証研究した結果〜(前編)|オーディオブック・タイムズ

audiobooktimes.febe.jp
audiobooktimes.febe.jp
結局、著作権の保護期間は何年がいいの? 〜オーディオブックで実証研究した結果〜(後編)|オーディオブック・タイムズ
 Christopher J.BuccafuscoとPaul J.Healdの「Do Bad Things Happen When Works Enter the Public Domain? : Empirical Tests of Copyright Term Extention 」の紹介記事。20世紀初頭のベストセラー小説(著作権保護期間中と期限切れがほぼ同数)のオーディオブック化のバージョンや価格などを比較している。
 著作権切れの作品がオーディオブック化された率が明らかに高く、パブリックドメイン化はむしろ利用を促進することを実証。ただ、著作権切れの作品の「濫用」や低レベルで利用される懸念については十分な反証を提出できていないように思えるな。
 最後は、『著作権保護期間 -延長は文化を振興するか-』という書籍の紹介。まあ、基本的には、延長は文化的効果がないってのは定説だといって言いと思うが。それでも、期限の延長が強行されちゃうんだよな。