人間の数え方 王羲之「興福寺断碑」 東洋古美術名品:Book News|ブックニュース

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 王義之のコピーを素材に、コピーにも再現度に応じて、オリジナルに準ずる価値が宿る思想が、東洋の美術には存在し続けたこと。このような、個の多重性を許容する考え方が、生命に対する認識ににも反映していて、肉体の部分がオリジナルの何かを残すフィクションや内臓移植や幹細胞医療に対する考え方や行動に影響している可能性を指摘する。
 モバマスの話は、ちょっとどうなんだろう。
 あと、前段のオリジナルとコピーに関する考え方は、狩野派の粉本主義の基底にある思想として考えることもできそうだな。