重機図鑑―スーパーマシンのしくみ徹底解剖 (Sankaido motor books)
- 作者: SWF
- 出版社/メーカー: 山海堂
- 発売日: 1998/02
- メディア: 単行本
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消防関係に関しては、高圧で水滴を利用するインパルス消火システムが大きく紹介されているが、本書ではけっこう大きいシステムだが、普及しているのは人間の手持ち式が多い。小型化が進んだのか、利用価値が見切られてしまったのか。あと、阪神大震災で水道が機能しなかった教訓から整備されたスーパーポンパーこと遠距離大量送水システムが、東日本大震災でどの程度活躍したのかも気になる。津波で被害を被った都市で大火災が発生したが、その消火にはどの程度関わったのか。福島第一の冷却には有効活用されたようだが。
先代の東京消防庁のヘリ「ゆりかもめ」に搭載された、ヘリコプター搭載のビル火災用水平消火システムがかっこいいのだが、後の展開はどうなったのだろうか。結局他のヘリには乗せられなかったようだ。2013年に新しく開発すると報道されているということは、何らかの問題があったのかね。ブームを伸ばして、ダウンウォッシュの外に出して放水するというアイデアが非常におもしろいシステムだったが。
1998年の出版で16年ほど経った現在では、いろいろと消え去った機械も多い。ビッグワンダーはタイに売却されていたり、コマツの水陸両用ブルドーザーは図面が失われていたり、ピギーバック輸送は2000年代の初頭に廃止されていたりと、時間の経過を感じる。アルキメディアンスクリュートラクターも、AST-002は博物館に展示されているようだし、ガリンコ2の後は展開がないようだ。
とりあえず、超重量物運搬トレーラーがかっこいい。どういう種類があるんだろう。いろいろとメーカーごとに名称が違っていて、検索しにくい。
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