瀬尾つかさ『深き迷宮と蒼の勇者:銀閃の戦乙女と封門の姫外伝』

 旧作『放課後ランダムダンジョン』を、後に展開した『魔道書』シリーズや『銀閃の戦乙女と封門の姫』に合わせて改稿したもの。アルルメルルが爆発する魔道具をバザーで売ったり、エリカの名前がチョコチョコ出てきたり。あと、あかりのシャワーシーンの追加とか。赤竜がなぜ、ラスボスだったのかとかも明らかに。
 あと、おまけで『ランダムダンジョン』のキャラに、銀閃からフレイと梨花が加わっての後日談。ゼノを倒した後に、あちらこちら異世界とつながるダンジョンを探索中と。外野から見たカイトの扱いがちょっとおもしろい。
 アルルメルルとクルルハルルが悪魔合体して、凶悪な発明品を作るようになっていたり。ダンジョンを「虚空界ドリル」で穴を開けて突破する。かわりに、一定の確率でダンジョンごと爆発するとか。つーか、妖精族の扱いが酷くなっていて笑った。「いい子の妖精族」が希少とか。
 そういえば、最近の一迅社ラノベ、タイトルがワンパターンじゃないですか?