後藤是山文学碑

 熊本バスによる城山公園整備を記念して建てられた句碑らしい。正面の俳句はかなり読めない。




石碑正面

  城山にて   是山
  とりよろひ  (印)
霞たなびく
 旧山河



石碑裏面

過去半世紀に亘りて近代益城開発の根幹となり大
動脈となったのは熊延鉄道であった然るに戦後二
十年交通業界も時勢の激変に遭遇し田副敏郎社長
は善くその変動に順応して鉄道をバスに転換し社
名を熊本バス株式会社と改称して新発足するに至
った茲に社運の画期的進展に際し社屋の新築事業
の拡充と相俟って田副清前社長生前の愛郷精神に
報ゆべく荒廃せる御船城跡を公園化して聊か郷土
愛の一助たらんことを期した幸に我社の微意を諒
せられ功に郷友の愛護を冀う所以である。
   昭和四十年(一九六五)三月 熊本バス委嘱後藤是山 撰



石碑左面

熊本バス株式会社建立