『まんがタイムきららキャラット』2014年12月号

 得能正太郎New Game!』が表紙&巻頭カラー。やっぱり青葉ちゃんかわいいなあ。素直でひたむきで、コミュ力高し。スタート時に制作していたゲームがマスターアップ。売れなかったら、ここでお終いの予定だったのかね。まったりモードのグラフィック班と修羅場のデバック班の落差がすごい。あと、青葉・ねねの友情もほほえましい。
 しかし、キャラットは層が厚いな。アニメ化された作品で現在も連載中が、「キルミーベイベー」「ひだまりスケッチ」「Aちゃんねる」「GA」と四作もあるのか。いきなり、流れを知らずに読んでも、いまいち楽しめないところがあるけど。こっち読んだ後だと、『まんがタイムきららマックス』あたりは、ちょっと読むのがつらいな。アニメ化クラスとその他の作品の落差が大きくて。
 この雑誌、本当に歩留まりいいなあ。この雑誌を買うきっかけになった「New Game!」の他に、きゆづきさとこ「GA:芸術家アートデザインクラス」、ウロ「ぱわーおぶすまいる」、中山幸「ブレンド・S」、とめきち「すわっぷ⇔すわっぷ」あたりが好きかな。四コマの好みは、絵の好みの方が優先されがちだ。
 「GA」は文化祭が終わった後の三年生のお話。こういう、なんかすっきりとした寂寥感はいいなあ。絵も好み。検索すると、この「美術部」ってのは第二主人公みたいな扱いらしい。機会があったら手を出してもいいかも。
 「ぱわーおぶすまいる」は、恋する乙女はけっこうひどい。主人公の宗馬に思いを寄せるサブヒロイン回らしい。黒髪ロング娘かわいい。しかし、よくみると学校の制服なのに、なんかファミレスのウェイトレスみたいな格好しているな。
 「ブレンド・S」は意図しないでドSな行動をとってしまう女の子の話。髪をほどくと静電気で広がるとかすごいな。ポニテでビシビシとか。あと、同じトリートメントを使って、同じにおいってエロいな。しかし、苺香ちゃんのどこが目つき悪いのだろうか。緊張するとってことなのかね。
 「すわっぷ⇔すわっぷ」キスをすると人格が入れ替わるというのは、ありがちな設定だが、女の子同士、しかも対照的なキャラだと、いいなあ。夏子さんがチョロかわいくて、いいなあ。徐々にキスに対する抵抗感がなくなっていくところが。
 総じて、安心して読める作品が多い。まだら「たびだより」も期待。