書評と本関係の記事メモ

[本]胡椒の歴史は血で染まっている『胡椒 暴虐の世界史』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

 この手の話では、砂糖が一番エグいと思うけど。つーか、プランテーション作物はどれも血に染まっている。
 17世紀あたりまでの単純な交易と、18世紀にオランダあたりが始めたプランテーションによる搾取は分けて考えたほうが良いと思うけど。

[本]事故る人と事故らない人のあいだ『交通事故学』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

 あー、一度車と衝突したな。スピードが出ていなかったから、怪我もしていないけど。
 自動車事故に潜むヒューマンエラーを分析した本だそうで。免許は持っているけど、運転すると疲れるから、だんだん乗らなくなったんだよな。まあ、うつ病で、判断能力に自信がなくなったのもあるけど。

[本]なぜ「未承認国家」は生まれるのか 不安定化する世界を読み解く 『未承認国家と覇権なき世界』 廣瀬陽子氏インタビュー WEDGE Infinity(ウェッジ)

 アゼルバイジャンの研究者による、「未承認国家」の本。旧ソ連地域には多いよなあ。ナゴルノ・カラバフアゼルバイジャンに関係が深いため、クローズアップされているけど。なんか、ナゴルノ・カラバフに入ると、アゼルバイジャンには入国できなくなるらしい。あとは、アルメニアディアスポラの政治力とか。まあ、中世からアルメニア人は交易の民だしな。
 ロシアの影響力保持の手段としての未承認国家。ずいぶん前から、クリミアを奪う準備が始められていたとか。
 他に、台湾、コソボパレスチナ北キプロスアブハジア南オセチア沿ドニエストルなど。

[本]歴史叙述から歴史が見える――ニーデルハウゼル・エミル『総覧東欧ロシア史学史』 - Danas je lep dan.

 東欧の歴史叙述の流れを中世から追い、結果として思想や現実政治の姿も描き出しているという。原書にはない文献情報を集めたってのもすごいな。

[本]『恋する文化人類学者』 人は文化人類学者に生まれるのではない、文化人類学者になるのだ - HONZ

 コートジボアールで国民的スターとなった女性と結婚した人類学者の、自分の体験と文化人類学的観察を交えた文化人類学入門といった趣の本らしい。
 文化人類学って、理論がいろいろあって、めんどくさいんだよな。

[本]『新・先住民族の「近代史」』 虐げられた民族から見た日本 - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース

 「勝者の歴史」という言い方は好きになれないが、まあ、書く側のバイアスはどうしてもあるよな。
 そして、日本では植民地主義的な思考が露骨に維持されている。「アイヌ人は存在しない」とか発言してしまう人間がいるわけだしな。

[本]日本人は「感染症パニック」の恐さを知らない | Books Review | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 『感染症パニック』の著者インタビュー。
 まあ、たいがいの病原体は変異するから、難しいよな。人間がより自然の奥深くに進出するようになった結果、新たな病原体と遭遇する。あと、黒死病みたいに、船で移動する時代にも、それに応じた感染症の広がりはあった。

[本]エクソンモービルは、何がすごいのか | 今週のHONZ | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 独自の外交政治活動まで行なう、世界最大のエネルギー企業エクソンモービルを描いたノンフィクションの紹介記事。
 アメリカ政府の外交方針にとらわれない活動を行い、独裁者との取引やアメリカの外交利害に反する行動も行なうと。行動の自由を確保するために補助金は受けない一方、潤沢な資金でロビー活動を活発に行なう。その内情を炙り出したか。

[本]「最近のラノベ」を理解したい人へ薦める、単巻で完結する10冊 - 法華狼の日記

 「私のなかでは最近のラノベ」最強説。まあ、2010年とか、最近のラノベだよね。

[本]KADOKAWA、希望退職300人募集の不安 | 週刊東洋経済(ビジネス) | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 頻繁な組織いじりで、社内が疲弊している状況。いじれば何とかなるものじゃないんだな。

[本]身に覚えのある人、手を上げて...積み系読書家の心得とはなんだろう - 【ネタ倉庫】ライトニング・ストレージ

 積みたくなくても、本棚が足りないから積まざるを得ない。つーか、そろそろ床抜けと地震のときの本雪崩が怖い。
 あと、ラノベをどうするかが問題。捨てた本に限って後悔することがあるからな…
 カラーボックスって、棚板が本当に弱い。