田中芳樹『タイタニア:1疾風篇、2暴風篇、3旋風篇』

 銀河英雄伝説を読んで、久しぶりに田中芳樹を読んでみる気分に。図書館に入っていたので、借り出し。これ、完結しているはずだよな。完結していない「創竜伝」や「アルスラーン戦記」みたいに、延々と待たされるのは嫌だ。
 今回、読んだのは、2013年に出た1巻から3巻の合本版。2巻までしか読んでいないと思っていたけど、3巻まで読んでいたのな。ファン・ヒューリックが最初に武勲を立てたところとか、アルセス・タイタニア殺害、ザーリッシュ殺害、バルガシュの海中での戦いあたりは憶えていたが、だいぶ、細かいディテール忘れてるな。ヒューリック氏、捕まりすぎ、あと、3巻あたりになると目立たなすぎ。むしろ、ジュスランとアリアバードの二人のタイタニア公爵が軸になっている感が強いな。
 無地藩王アジュマーンの策謀で、イドリス対ジュスラン・アリアバード連合の対立といった構図ができあがっているけど、こっからどうなるのかね。