片瀬茶柴『虚構推理 12』

虚構推理(12) (講談社コミックス月刊マガジン)

虚構推理(12) (講談社コミックス月刊マガジン)

  • 作者:片瀬 茶柴
  • 発売日: 2020/03/17
  • メディア: コミック
 13巻が出たので、積んでいた前巻を処理。この巻は、ダイイングメッセージがテーマか。結局、なにを伝えたいのか、当てにならない証言の代表と。


 前半は、高校時代に琴子と同じくミステリ研に属していた風間玲奈と六花さんが出会って、高校時代の思い出話をするエピソード。ダイイングメッセージの不確実性がテーマなのかな。
 たまたま不運な事故で死んだと思われる同僚のダイイングメッセージで不遇な目にあっていると吹聴する親戚に閉口した生徒が、ミステリ研の部員にもち込んできた相談事に、それは自分を良く見せようとしているんじゃないの的なことを、さも心配げに言うというえげつないやり口を提案する琴子さん。らしいと言えばらしい。第三者から見て、やっぱりあやしいw


 後半は、「雪女のジレンマ」編の前半。
 友人に裏切られ、山で殺されそうになった男が、雪女に救われる。彼は、起業して成功するが、再び裏切られ田舎に引っ込む。そこで、雪女と再会。彼女を伴に、世捨て人の生活を続ける。
 しかし、離婚した妻が誰かに殺害され、彼に疑いがかかる。しかし、アリバイを証言できるのは雪女だけ。困り果てた雪女は、琴子に相談を持ちかける。
 とりあえず、雪女ちゃん、かわいい。