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バウルという、ベンガルで喜捨を受けつつ修行する遍歴修行者の一群を紹介する話。カースト制度や偶像崇拝を拒否し、門つけや托鉢で生活の糧を得、自らの肉体に宿る神と合一しようとする神秘主義的宗教芸能者といったところか。
ライフヒストリーを聞き取ると、カースト社会に由来する貧困や各種の抑圧から離脱する「適応戦略」と考えることができること。カーストの外側に存在するもう一つの「ライフスタイル」として、カースト制度の安全弁になっているということらしい。
ほかにも、この種の放浪宗教者が複数存在すると。